私がコラーゲンの研究を始めたきっかけは、2000年（平成12年）頃のこと。 当社に出入りしている女性宅配ドライバーと家内との会話でした。
「毎日、外で仕事することが多いので、見た目トラブルか気になるんです。 何かいいものありませんか？」と言う女性ドライバーは、色々と有名な商品を試してきたけれど、 なかなか満足のいく商品には出会えないとのことでした。
当時、伝統の製薬以外にも、他の分野を模索しなければと思っていたところでしたので、 さっそく研究することにしました。

年齢に負けない、トラブルにも負けないいいもの・・・。 当時は、今ほどコラーゲン商品が話題になって いませんでしたが、ちょうど、医薬品原料を仕入れている会社から コラーゲン原末のサンプルを手に入れたところでした。
私は、開発者気質とでも言うのでしょうか、こだわりを持っています。
「自分で使って、満足できるものでないと、世に出すわけにはいかない」「何かいいもの」と言われて、コラーゲンの原末だけを 「ハイ」と渡すこともできたのでしょうが、そうはしませんでした。

そして、肌・骨・軟骨・血管などの基礎というべきコラーゲンに、 保水・保湿の役割をするヒアルロン酸、グルコサミンやコンドロイチンなど、 肌に良いと言われている様々な成分を加え、試作をはじめました。
単一の原料を使う場合より、様々な種類の原料を配合していくほうが　経験上　よく働くに違いないと思ったからです。
１ヶ月ほど試行錯誤を繰り返し、「カイセイコラーゲン粉タイプ」として 発売することになった、コラーゲンの原型ができました。

その試作品を、女性宅配ドライバーに渡したところ、数日後にはもう、「すごくいいです、コレ！」という声が聞こえてきました。
もちろん、試作しては試食を繰り返した私も、女性に負けないぐらい ぷるんぷるんです。私の家内や母、従業員や近隣の女性にも試作品を試してもらったところ、 みんなから「もっと続けたい」と言われるほど人気商品となり、「売ってください」と、会社に買いに来られる方がいるほどでした。
それから数年、製薬業のかたわら会社に来られる方にだけ販売して いましたが、2004年（平成16年）、インターネットを通じて販売を開始することになったのです。
ここで、卸や小売店への販売をしないで、お客様への直接販売にしたのは、 お客様の声をじかに聞くことができ、より良い製品へと改良しやすいと 考えたためです。

この「粉タイプ」は、高級コラーゲンを使用しているので臭みが全くないこと、また、ほんのり甘く仕上げましたので、粉タイプのなかでは 食べていただきやすい製品でした。
けれど、「粉末はどうしても、むせることがあるのです」「飲みやすければもっといいですね」とのお声をお客様からいただきました。
製薬をしていた経験からも、粉末や錠剤よりも液体のほうが身体に吸収しやすいと分かっていましたので、今度は飲料タイプを考えました。
「粉タイプ」をベースに、飲料ならば何を加えて、１日の目安としてどのぐらい飲むように すれば良いか・・・。味はどうして調えれば良いか・・・。
よく、１日に５０ｍｌとか１００ｍｌとか飲むタイプのものがありますが、 毎日のことなので、あまり多いと飲みにくく、続けられない。

結果、目安として１日に１０ｍｌ～３０ｍｌ 飲めば良いように成分を調整しました。そして、どんな味に整えたら飲みやすいか。
「どんなに健康に良いと分かっていても、美味しくなければ続けられない」 と思っておりましたので、味にもこだわりたい。もともとマズイという味ではありませんでしたが、美味しくするなら、 単に味付けだけでなく、身体に良いものを加えたい。

見た目が元気になるほかに、女性はどんなことを望んでいるのでしょう。
家族や従業員、お客様方に尋ねましたところ、「元気な身体で過ごしたい」、「キレイで過ごしたい」という 返事が返ってきました。
「元気な身体」・・・女性はデリケートな身体を持っています。でもだからと言って、のんびり過ごしていられませんよね。仕事をされたり、家事をこなしたり、家族の世話をしたりで、 自分の身体のことは、つい後回しになることも多いのでは？
そう考えて、女性を応援するために選んだのが、豊富な食物繊維やミネラルで 知られている「プルーン」です。天然のカリフォルニアプルーンエキスを贅沢に配合し、プルーンジュースのような味わいの製品ができました。

「キレイでいる」・・・若々しさもそうですが、歳を重ねるほど気になってくるのが「日差しによるトラブル」。そもそもコラーゲンを開発するきっかけとなった女性も「日差しによるトラブル」を気にしていたのです。顔や腕など、どうしても日焼けが避けられないですからね。
そうして、コラーゲンにプラスして、キレイをさらに応援するために、 ビタミンＣ豊富な「天然早摘みアセロラ」を配合しました。さわやかな酸味が特徴の製品です。
2005年（平成17年）の夏、「カイセイコラーゲン液タイプ」の 「プルーン」と「アセロラ」の販売を開始するに至りました。

「カイセイコラーゲン」の「プルーン」と「アセロラ」は、 お客様からお客様へと徐々にクチコミで広がっていき、 地元関西はもちろん、北海道から九州・沖縄までの多くの方から ご支持いただくようになりました。
けれど、お客様からいただいたお声をもとに、より高品質・高機能で お客様にご満足いただけるものを・・・と、研究と改良を続けています。
コラーゲンは健康食品ではありますが、製薬会社ならではの 開発力と技術で、納得できるものしか製品にしない考えだからです。
改良の回数は、2005年（平成17年）から現在に至るまで、 全種類を合わせると50回以上にもなります。

さらに、新たな種類（味）の開発にも取り組みました。お客様と電話でお話しているなかで、「最近美容だけでなく、若い頃にはなかった悩みが増えて」とか、「じっと画面を見ていると、ショボショボすることがあるんです」というお声をいただきました。
毎日の生活において、睡眠中でない限り、朝から晩まで使わない ことはありません。良いと言われるポリフェノールやアントシアニンが豊富な 「ブルーベリーエキス」をたっぷりと配合し、コラーゲンとブルーベリー、 2種のサプリを一度に摂れる贅沢な製品ができました。
もちろんお味についてもこだわり、まるでジュースそのものです。

2005年（平成17年）秋、「カイセイコラーゲン液タイプ」の 「ブルーベリー」を 発売しました。発売当初から人気がありましたが、2006年（平成18年）2月には テレビ大阪の番組で取り上げられました。
出演の方々に「美味しい～」「すごいブルーベリーの香りがする」と好評で、 さ らに人気爆発、以降ずっと一番人気の製品です。
また2008年（平成20年）１月には、大きな製品改良を行いました。もっとお悩みに応えられる製品をと、今までのブルーベリーに加え、 ピントフリーズに良い働きがあるとされる「カシスエキス」も配合。「カイセイコラーゲン液タイプ」の「ブルー ベリー＋カシス」として 改良新発売をしています。

いつも弊社の荷物を運んでいただく女性宅配ドライバーさんのお肌の悩みを解 決する、ということから生まれたカイセイコラーゲン。皆様にご愛飲いただい ているうちに、様々なお声をいただくようになりました。
その中で、「お肌にもいいけれど、ヘアスタイルにも自信が付いた」というお声 が非常に多かったのです。
土台をしっかりとしたものにすれば、ハリやコシにも違いが出てくるのは当然かもしれません。
当時、わたし（開発者：南）自身も含め周りの同級生たちも不安を感じ だす世代、会えば「最近、薄くなった」 そんな話も頻繁です。 「第一印象を左右するヘアスタイルに自信が無い人、気にしている人が多い」という事をお客様の声によって はっきり気づかされたのです。

いったん「こういうものをつくりたい！」と思ったら、原料探しです。 いままでの商品が髪に良いものとの声はいただいていましたが、もっといいもの があるはずだという開発者としての探究心が妥協を許しません。
いろいろな文献を読み、業者にも会い探していくなかで、古来よりヨーロッパ ではミレット（キビ）の絞り汁をヘアケアのために飲んでいるということを知った 時、「これだ」という直感がありました。
もちろん、直感だけでは形にすることはできません。
わたしには「自分で使って、満足できるものでないと、世に出すわ けにはいかない」というこだわりがあります。
ミレットを配合しての試行錯誤がはじまりました。
体は自分の思った場所に優先的に栄養分を 届けるわけではありません。皮膚や頭髪といった末端箇所に成分が届くまで は個人差があります。
配合の量や仕様を時間をかけてモニターし、お客様に自信をもってお届け出来るものになるまでに繰り返し試作します。 まずは自分自身、そして周りの友人たち。ミレットを繰り返し飲用することで、いつのまにか若いころのように黒々と立ち上がっていました。

このように、研究を重ね発売したミレットは、いまでは当社の商品の中で一番の 人気商品となっています。

発売して改めて「毎日のケアで出来ること」が望まれていたことを実感する日々です。

「他の原因に着目した商品はありませんか」「プレッシャーが原因で帽子をかぶる日々です。いい商品はありますか」などの声にお応えして、男性にもうれしいメンズミレット、プレッシャーに着目したミレットアルファも誕生していきました。

ミレットの特徴で一番顕著であるのが、続けてお飲みいただいている方が多いということです。継続率84％と書くと、その数字に驚かれるのですが、 栄養成分を摂り入れるということなのですから”続けられる”ということが一番大切なのです。

いったん辞めて再開される方も多いのです。

量を調節しながら、ご自身のペースでじっくり続けられることがよいよう です。